おおやけこども園インタビュー
開園57年の歴史をもつおおやけこども園。
「はじめてクッキング」教室の開始当初から30年、この企画に参加し続け、
今ではかつての園児が保育者や保護者となり、
子どもたちにカレークッキングを伝えています。
「はじめてクッキング」教室への願いや魅力について、
先生や保護者の方にうかがいました。
30年の歴史がつなぐ、
「おいしい」の循環
園長・山手重信先生
大好きなカレーを自分たちで作ることで、食材にふれる楽しさや、協力して作って一緒に食べる喜びを、子どもたちに感じてほしいと考えています。
また、肉や野菜など『命をいただいていること』、生産者から調理する人まで、多くの人の支えによって食事ができていることも伝えたい。
まさに“本物のヒト・コト・モノにふれる”という、おおやけこども園の方針を大切にできる行事です。

副園長・山手典子先生
切る・皮をむく・炒めるなど、様々な役割があることです。
自分の口の中に入るまでに、自然の恵みや、多くの人の手と想いがある。
命と人のつながりという、食にまつわるストーリーが、カレー1皿を作ることで完結するのですよね。

卒園児であり、
母園で保育者として勤務している
谷本真白先生(4歳児・たんぽぽ組担任)
私が園児のころからの行事がこうして続いているので、みんなで作って食べた楽しさ、ふるまって喜ばれた思い出が蘇ります。
それを今度は保育者として子どもたちに伝えていけることに、特別な思いがありますね。
だからこそ、楽しい体験になるよう子どもの気持ちに寄り添いたいと、強く思います。

卒園児であり、
おおやけこども園に
お子さんを通わせている中澤さん
自分で型抜きをしたカレーの野菜が格別だったことを覚えています。
子どももたくさんの食育体験をさせてもらい、今回のカレー作りも、とても楽しみにしていましたね。
家庭で子どもと食の話をする機会がもてるので、園で経験させてもらえることは本当にありがたいです。
私と同じように、この思い出を胸に、食材の生産者から消費者に渡るまでの流通の経路や、その苦労なども感じ取れる子になってくれたらと願います。

卒園児であり、
母園で保育者として勤務しながら、
お子さんも通わせている
竹村夏希先生(5歳児・ゆり組担任)
自分が園児のころの楽しい経験を、今の園児たちにつないでいけることをうれしく思います。
今回、家庭と連携する機会にもしたくて、事前にご家庭へ『おうちで包丁を使う練習をしてみてくださいね』と投げかけたんです。
すると、実際にカレーを作ったことを教えてくれる子どもたちがいて、園の活動が家庭にもつながったことがすごくうれしくて。
我が家でもこれをきっかけに、息子がとても楽しみながら、食事の準備を手伝ってくれるようになりました。
こうして、食を通して親子の時間を深めるきっかけづくりになればと思っています。

園長・山手重信先生
ご縁を大切にしながら活動を継続してきたことで、こうした思い出を胸にかつての園児たちが当園に戻って来てくれている。園長冥利に尽きます。
みんなこの園の大切な宝物。楽しい思い出が将来につながり、その子たちが新たな縁をはぐくんでいけるとうれしいなと。
30周年の節目を通じて、改めて継続、出会い、そして体験の大切さを実感しました。

副園長・山手典子先生
簡単にものが手に入る便利な時代だからこそ、誰かと一緒に作って食べる楽しさ、感謝していただくことの価値は高まっていると感じます。
これからもこの取り組みを続けながら、子どもたちやご家庭に伝えていきたいですね。
